開店準備の盲点|御祝い花の事前計画していますか?【和歌山市 花屋 花安】

新店舗の準備やオフィスの移転にあたり、内装、スタッフ研修、販促活動など、やるべきことは山積みです。
開店準備のチェックリストを作って一つずつクリアしていっていることと思いますが、
意外と見落とされがちな一項目があります。
それは「お祝い対応」。
心温まるお祝いの品は嬉しい贈り物ですが、実は“お祝いが届きすぎてしまい、スペース不足となり営業に支障をきたす”ケースがあるのです。
開店祝いが多すぎるとどうなる?よくあるトラブル事例
胡蝶蘭などの贈り物は、場が華やかになり長持ちするので非常に素晴らしいものです。しかし、その御祝いが例えば想定できないほど届いてしまったらどうでしょう。
「お祝いの品が多すぎて、受付やロビー、さらにはレジ前にまで散らばってしまい、営業動線が塞がれてしまった」
このように、導線を計算された店舗や事務所では、贈られたお祝いがあふれてしまい、業務に支障をきたす恐れがあります。
開店祝いの受け取り方法を事前に案内するという発想
こういう事態が起こる根本的な原因は、受け手には届く品物がコントロールできない点にあります。御祝いのお花の数が多そうだと想定される場合には、開店準備の段階で「お祝い対応」を計画に入れることにより、当日の混乱を未然に防ぎ、営業の妨げとならないスマートな演出が実現できます。
具体的には、以下のポイントを検討してみてください。
- ディスプレイのレイアウト:営業エリアやスタッフの動線を考慮し、どのスペースにどのようにお祝いの品を設置するかを事前に決める。
- お祝い品のまとめ方:各贈り主様からのアイテムをひとまとめにする「連名アレンジ」や「オーダーメイド装飾」を検討する。
- 専用スペースの確保:お祝い専用の棚や飾り台、ボードを事前に準備し、受け取った品物が散らばらないよう配慮する。
- お返しの方針:事前に「一口いくら」と金額を決めておくことで、受け取ったお祝いのお返しもまとめやすくなります。
- スタッフとの共有:お祝いの品の受け取りや設置方法を全スタッフで共有し、スムーズな対応体制を整える。
実際の事例で見るスマートなお祝い対応
事例①:アーテイフィシャルフラワー(造花)の額装作品+芳名板
あるディーラー様では、たくさんのお祝いが予想される中、胡蝶蘭をそのまま並べるのではなく、各お祝いの気持ちをひとまとめにして、車のイメージとなるイタリアの国旗を額装作品に変える方法を採用しました。さらに、芳名板で贈り主の名前を明記(※画像では会社名などは消しています)。これにより、ロビーや受付スペースがスッキリとし、営業に支障を来さずにお祝いの暖かさを演出することができました。
事例②:観葉植物+おしゃれな鉢カバーでのグリーン演出+芳名板
また、ある建築設計事務所の開店では、胡蝶蘭だけではなく、観葉植物とおしゃれな鉢カバー、アーティフィシャルフラワーなどを組み合わせたグリーンコーディネートを採用。スペースに馴染むディスプレイにすることで、お祝い品が営業エリアを圧迫せず、むしろ内装のアクセントとして輝く空間に仕上げました。
事例③:スタイリッシュなお花で統一
胡蝶蘭やスタンド花ではショウルームのイメージに合わないということで、全てを同じスタイリッシュな装飾にて制作。オープニングのセレモニーにふさわしい演出となりました。
最後に
ここで大事なことは、贈る側が最も望んでいるのは、相手に喜んでもらうことです。受け手が贈り物で困ってしまう事態を望んでいる方は一人もいません。
そのため受け手が当日の混乱が予想されるようなら、事前に提案することは失礼というより、むしろご注文主の贈り物を困ってしまうモノになることを回避し、さらに何を贈ればいいか・いくら位のモノを贈るべきかという悩みから解放する、WIN-WINの方法ではないでしょうか。
開店準備中は、内装や販促、スタッフ研修など、多くの項目に注力しますが、お祝い対応もまた、後々の混乱を防ぐために是非ご一考頂きたい重要なポイントです。
受け取る側としても、うれしいお祝いがスムーズに管理され、空間に調和する形で演出されることは、営業にとっても大きなメリットとなります。
ぜひ、事前の計画にお祝い対応のポイントを加え、現場での混乱を未然に防ぎましょう。
お祝い対応についての具体的なプランニングや、ディスプレイのご提案に関するご相談は、ぜひ当社までお問い合わせください。
電話:073-444-1280
LINEでのご相談:こちらをクリック
※対応エリアは和歌山市・有田市となります。